パパ:なんだい?
息子:パパの時給はいくら?
パパ:ほっといてくれ!どうしてだい?
息子:なんてもいいから教えてよ。パパの時給はいくら?
パパ:そんなに言うなら…う~ん、時給100ドルくらいかな。
パパはそんなことの為に働いているんじゃないんだ。
男の子は静かに自分の部屋に戻りドアを閉めました。
ぶしつけな質問にカッとなったパパも、
お金を借りたいなんて、あの子らしくない態度だったな。
彼は息子の部屋の前に行きドアを開けました。
パパ:起きてるかい?
息子:…うん。
パパ:さっきはきつくあたってすまない。ほら、ここに50ドルあるよ。
男の子は笑顔で立ち上がりました。
息子:ありがとうパパ!
そしておもむろに枕の下からお札の束を取り出し数え始めました。
男の子はもういくらかお金を持っていたのです。
パパはまたしてもカンカンです。
パパ:どうしてお金を持ってるのに貸してだなんて言ったんだ!?
息子:だって足りなかったから…。でももう大丈夫!
パパ、ここに100ドルあるよ。パパの1時間分。
だから明日は1時間早く帰ってきて、夕ごはん一緒に食べようよ!
パパは打ちひしがれました。
男の子を力いっぱい抱きしめ、許しを請いました。
人生にはもっと大事なことがある。
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息子:パパ、ひとつ訊いていい?
息子:えっ!(うつむきながら)パパ50ドル貸してくれない?
しばらくして少し冷静さを取り戻しました。